正福寺(しょうふくじ)は、浦安市堀江のフラワー通りにある日蓮宗の寺院です。
文禄2年(1593年)に、十乗院日詠上人(じゅうじょういんにちえいしょうにん)によって開山され、市川市の法華経寺の末寺として現在に至ります。その後、堂宇の損傷が激しくなったため、中興の日迨上人によって再建されましたが、明治13年(1880年)の火災により全焼しました。大正11年(1922年)には再建され、その際に本寺である法華経寺から日蓮大菩薩尊像(にちれんだいぼさつそんぞう)が贈られました。
境内には「しなび地蔵」と呼ばれる地蔵尊が祀られています。かつて堀江村にあった「しなび」という屋号の家の主人が、江戸で首の欠けた地蔵尊を見つけ、修復することを約束して持ち帰ったところ、祈願によって皮膚の病が治ったと伝えられています。主人は地蔵尊の首を修復し、丁重に供養しました。その後、昭和38年(1963年)に正福寺の境内に地蔵尊を祀るお堂が建てられ、安置されました。現在も、この霊験を伝え聞いた人々が参拝に訪れています。
また、正福寺では年間を通して、さまざまな行事が行われています。日蓮聖人をしのぶ「お会式」では、法要を中心に、万灯練供養などが行われ、境内には出店やキッチンカーが並ぶなど、地域の人々でにぎわいます。
さらに、新年の開運を願う「星祭祈願会」や、子供から大人まで楽しめる「てらこや」など、地域の人々がお寺に親しめる行事も開催されています。
歴史ある「しなび地蔵」を訪ねるだけでなく、こうした行事を通して地域の人々とのつながりを感じられるのも、正福寺の魅力です。堀江のまちを歩く際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
施設情報
- 住所
- 〒279-0041 千葉県浦安市堀江2-6-35
- 電話
- 047-351-2742
